2019年1月12日土曜日

[Pineスクリプト] VAR-model

説明

VectorAutoRegrresion-model(ベクトル自己回帰モデル)。
複数時系列の t-1 期、 t-2 期、...の変化率を説明変数、ある時系列の t 期の変化率を目的変数とする回帰による予測。

計算

最小二乗重回帰のアルゴリズムは、
①分散共分散行列(または、偏差平方和積和行列)を作る。
②連立方程式を直接法(ガウスの消去法、LU分解、QR分解など)か、反復法(ヤコビ法、共役勾配法など)で解く。

Pineによる実装

pine は配列が使えない。これでは、①の時点でキツイ。②は更にキツイ。結局、説明変数3つまでをクラメルの公式を使って解くことにした。

注意

本来、正規性・独立性・線形性・等分散性と、決定係数・ t 値・情報量基準などを見るべきですが、そのような機能はありません。

感想

pine でできないこととして、時系列順にその足ごとに一度ずつしか計算・描画できない、配列がない、 秒足・ティック足がない、クロスセクション分析がキビシイ、データがダウンロードできない、などがあり、これらの制限から、pine でこれ以上高度なことをやるのは、少なくとも私には難しい。
tradingview を使う理由としては、自分でデータベースを作る必要がない手軽さ、銘柄数が多くリアルタイムであること、quandl のデータを直接引っ張ってこれること、手軽な script でちょっとした検証ができることなど、何より手軽であるために使ってしまう。

コード

説明変数1つ

説明変数2つ

説明変数3つ

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